2015年12月29日

2015年12月映画鑑賞記録

2015年12月に鑑賞した映画は以下のとおり。
『仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス』
『007 スペクター』
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』

12月に鑑賞した映画は3本とかなり少なめ。
あまり興味を引く作品がなかったのですよね。
心理状態も良くなかったというのもあります。
趣味を楽しむには精神が平穏でないといけません。
『ゴースト&ドライブ』は不満がかなり大きいけれど楽しかった。
あの幸せな結末だけで全てが許せる気がします。
途中でかなり不快な場面が多かったのは残念。
『007 スペクター』は初めて見た〈007〉でした。
スパイ映画の王道を堪能出来たのは嬉しい。
相変わらずのレア・セドゥの冷たい美貌に心惹かれます。
改めて大好きな女優であるなあと実感しました。
勿論『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』も大満足。
懐かしの登場人物の揃い踏みは燃えるものがあります。
カイロ・レンの線の細さはこれからに期待。
レイの出自も含めて残る2作が楽しみでなりません。
次作からはルークも本格的に物語に絡んでくるでしょうしね。
posted by 森山樹 at 09:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞記録

2015年12月28日

スター・ウォーズ/フォースの覚醒

〈2015年映画感想67本目〉
スター・ウォーズVII.jpg

スター・ウォーズ/フォースの覚醒
STAR WARS: THE FORCE AWAKEN
2015年 アメリカ 136分
監督:J.J.エイブラムス
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
出演:ハリソン・フォード,マーク・ハミル,キャリー・フィッシャー,アダム・ドライバー,デイジー・リドリー,ピーター・メイヒュー,アンソニー・ダニエルズ,ジョン・ボイエガ,アンディ・サーキス

 『スター・ウォーズ/シスの復讐』から10年ぶり,『スター・ウォーズ/ジェダイの帰還』から実に32年ぶりとなる,〈スター・ウォーズ〉の第7作目です。と言っても,アナキン・スカイウォーカーを主人公とした初期三部作はまともに見てはいないし,ルーク・スカイウォーカーの活躍を描いた三部作も一度見たきりというくらいだったりします。実質上,今回の三部作が自分にとっての〈スター・ウォーズ〉の開幕とも言えるのかもしれません。新たな三部作の開幕ということで今作から鑑賞しても特段の問題はなかったのは嬉しい。細部はともかく,結構人間関係を覚えているのは助かりました。物語としては王道そのものではありますが,その王道を確立した〈スター・ウォーズ〉だからこその物語かもしれません。結局は父と子の物語に帰結するという気もするけれども。砂漠に眠っていたミレニアム・ファルコンの機動場面はやはり感涙もの。そこからハン・ソロの再登場に続く場面は熱いものがありました。新たな主人公であるレイや彼を助ける元ストームとルーパーのフィンにレジスタンスのポー・ダメロン,或いは仮面の男カイロ・レンも魅力的ですが,やはりハン・ソロやレイア姫,チューバッカらにはまだ叶いません。此処から如何に彼らの匹敵する魅力を醸し出すのかが腕の見せ所でありましょう。BB-8の可愛らしさは特筆ものでしたけれども。C-3POやR2-D2との更なる競演が楽しみです。

 デイジー・リドリーが演じるレイはまだ謎が多く残っていますが,その精悍な美貌は大変に魅力的。フォースの素質を覚醒したところから見るとやはりルークの娘ということになるのでしょうか。砂漠の惑星ジャクーで彼女が待っていた約束もルークとのものと思いたいところ。いずれにせよ,彼女の活躍は次回作以降が本番でありましょう。そのレイを助けるフィン役はジョン・ボイエガ。ストームトルーパーの裏切り者というのはこれまでにない設定ではないかしら。ファースト・オーダーの内情を或る程度知る者としての立ち位置も面白い。尤も,このふたりよりも圧倒的に主役だったのがハリソン・フォードが演じるハン・ソロであります。老いたとはいえ,その格好良さは健在。チューバッカとの掛け合いも懐かしく楽しみました。レイア・オーガナ役のキャリー・フィッシャーと合わせて,ふたりとも美しく年を重ねたなあと思います。ふたりが抱き合う場面はやはり感無量でありました。今回の敵組織となるファースト・オーダーに所属する仮面の男カイロ・レン役はアダム・ドライバー。彼が崇拝するダース・ベイダーに比べると線の細さを感じます。その正体というか,出自はあまり意外性がなかったけれどね。彼が悪の道に走った経緯は今後の鍵となりそうな気がします。悪役としてはもう少し成長して欲しいもの。最高指導者であるスノークを含めて,まだファースト・オーダーの真の姿はまだ判明していません。これから如何に描かれるかが楽しみであります。

 楽しみにしていた分,期待値は相応に高かったのですが,その期待に存分に応えてくれた作品でありました。世界観が確立している分,物語に入り込み易いというのもあるのでしょうけれども。そして,ハン・ソロにレイア姫,C-3PO,チューバッカが顔を揃える場面は燃えます。ミレニアム・ファルコンを駆るハン・ソロがたまらなく格好いい。衝撃的な場面を挟んで,ルークとレイ,ふたりのフォースの後継者が顔を合わせる場面で幕を下ろした今作は新たな三部作の始まりを高らかに告げることに成功しました。問題は此処から続く残る2話ということになりましょう。再び,伝説を作り上げることが出来るのか,楽しみに待ちたいと思います。
posted by 森山樹 at 21:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想(劇場)

2015年12月27日

007 スペクター

〈2015年映画感想66本目〉
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007 スペクター
SPECTRE
2015年 イギリス 148分
監督:サム・メンデス
配給:コロンビア映画/SPE
出演:ダニエル・クレイグ,クリストフ・ヴァルツ,レア・セドゥ,レイフ・ファインズ,モニカ・ベルッチ,ベン・ウィショー,ナオミ・ハリス,デビッド・バウティスタ,アンドリュー・スコット

 英国スパイ映画の代表である〈007〉の第24作目。ダニエル・クレイグがジェームス・ボンドを務める作品としては第4作目ということになります。ダニエル・クレイグが主演を務めるシリーズはおろか,〈007〉をまともに見るのは今回が初めて。長年続くシリーズということで隔意感を抱いていたのですが,その王道としての面白さは流石のものがありました。ダニエル・クレイグが主演を務める過去3作の集大成という趣ですので,触れておいた方が一層楽しめる事と思いますが,全くの未鑑賞でも物語の理解は十分に可能でした。あのBGMが流れるだけで気分が高揚してしまうのが素晴らしい。また,所謂ボンド・カーなどの外連味に溢れ過ぎる展開も素晴らしい。今作はMI6の00部門自体が解体されてしまい,その組織的な協力を得られないというのも危機感があって楽しいです。尤も,00部門を指揮するMや研究開発に携わるQ,或いはMの秘書であるマネーペニーらが結果的には個人的に協力してくれることになるのですけれども。メキシコに始まり,ロンドン,ローマ,スイス,モロッコと目まぐるしく舞台が変わるのも素敵です。如何にも世界を股に掛けた諜報員といった趣があります。謎の敵組織スペクターとボンド自身の関係も含めて幾重にも張られた伏線が存分に生かされていました。約2時間半という長丁場にも関わらず,いささかも冗長さを感じなかったのが素晴らしいです。

 ジェームス・ボンド役は上述の通りダニエル・クレイグ。その精悍で冷静な態度が実に格好いい。強靭な肉体と精神に憧れます。尤も,下半身はやや緩めですが,それは英国諜報員の伝統といった感じなのでありましょうか。スペクターを統べるフランツ・オーベルハウザーとの因縁も切ない。今回のヒロイン役はマドレーヌ・スワン役のレア・セドゥ。相変わらずの冷たい美貌がたまりません。最初は反発していたボンドに徐々に心を開いていく姿も王道ではありますが,やはり素敵。何度も危機に陥るので気が気ではありませんでした。ボンドと対峙するフランツ・オーベルハウザー役はクリストフ・ヴァルツ。その正体が明かされるまではかなり大物感があったのですが,中盤以降は小物っぽくなってしまったのが残念。ボンドを警戒している割には油断が多過ぎたように思います。因みに彼の偽名はシリーズの愛好者にはたまらないものだとか。ボンドを支えるQ役のベン・ウィショーとマネーペニー役のナオミ・ハリスはいずれも好み。特にQが大変素敵でありました。この手の研究者には思わず心惹かれてしまいます。最後のボンドとのやり取りも大変良かった。マネーペニーは前作でのボンド・ガールとのこと。今作でもボンドを支える重要な立ち位置を占めていました。ボンドの上司であるMも格好いい。損な役回りではありますが,特に最終盤の活躍が素敵でした。

 これまで〈007〉に触れてこなかったことを後悔するくらいに楽しい作品でありました。やはり英国のスパイ映画は自分の性に合います。御都合主義的な展開も多々見受けられますが,それを含めても娯楽映画の王道というべき作品なのでありましょう。過去作を鑑賞していれば,理解の出来る要素も多々仕込まれているとのことなので,その楽しみ方が出来なかったことが残念に思います。それでも十分以上に満足のいく大変に面白い作品でありました。ダニエル・クレイグがジェームス・ボンドを務める作品は少なくとも後1作は予定されています。それまでにせめてダニエル・クレイグの主演作品だけでも鑑賞したいものです。
タグ:007
posted by 森山樹 at 22:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想(劇場)

仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス

〈2015年映画感想65本目〉
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仮面ライダー×仮面ライダー ゴースト&ドライブ 超MOVIE大戦ジェネシス
2015年 日本 83分
監督:金田治
配給:東映
出演:西銘駿,竹内涼真,山本涼介,上遠野太洸,稲葉友,大沢ひかる,内田理央,柳喬之,竹中直人,片岡鶴太郎

 『仮面ライダードライブ』と『仮面ライダーゴースト』,それぞれの物語の始まりを描く〈MOVIE大戦〉シリーズの最新作です。物語としては面白かったけれど,気になる部分もかなりありました。特に『仮面ライダーゴースト』の方は設定がまだ煮詰まっていないように思えたのが残念です。仮面ライダースペクターはTV版とはかなり印象が異なりました。但し,『仮面ライダードライブ』の完結篇としての意味合いから言えば,ほぼ完璧な印象があります。改めて,剛に見送られたチェイスの優遇ぶりも素晴らしかった。対照的にあまりに雑に扱われたロイミュード三人衆は悲しかったですけれども。結局,チェイスともロイミュード三人衆とも進ノ介が顔を合せなかったのは良かったと思います。霧子への告白から結婚式への流れも楽しかった。『仮面ライダーゴースト』はタケルが戦う契機となった父の死は本篇でやるべきではなかったのかなあと思います。その幼き日のタケルに影響を与えたのが現代から過去に遡ったタケルというのは王道でありました。このあたりは個人的には進ノ介だと物語に繋がりがあって良かったように思います。まあ,それは今後の展開上難しいのかもしれません。相変わらず,りんなの天才ぶりが素敵でした。ワームホール発生装置は流石にやり過ぎです。

 所々に挿入された笑いどころは結構微妙。個人的には葬式を笑うというのはあまり好意的に思えません。このあたりははっきりと嫌い。また,上述のワームホールの件やタケルと進ノ介の脈絡もなく,マッハドライバー炎を持って剛が駆けつけるなど適当な描写が多かったのは残念です。本篇であれだけ丁寧に決着を見せたロイミュードも別に出す必要性は全く感じませんでした。新たなメディックの姿は好みでしたけれども。今回の敵となるダヴィンチ眼魔,ミケランジェロ眼魔,ラファエロ眼魔も異形の姿は素直に楽しかったけれど,目的や行動が理解出来なかったのは残念。全般的に物語は過去の作品に比べてもかなり程度が低かったように感じてしまいます。仮面ライダーゴーストの映画版限定の姿はトウサンゴースト魂というのは評価したいかなあ。タケルの父である天空寺龍役が西村和彦というのは素直に格好良かったです。今にもイエローライオンに変身しそうな気もしてなりませんでした。一応,ゴースト,スペクターに続く三番目の仮面ライダーも登場しましたが,物語には一切関わることはありませんでした。顔見世という意味合いでは悪くないのですけれど,無駄な時間だったなあという気もします。どうせなら戦闘場面も少しくらいは入れて欲しかったです。

 物語としては不満の方が大きかったのですが,それでも進ノ介と霧子の幸せな結婚式で全てを許せてしまえるのがずるい。本篇,後日談,劇場版と一貫した『仮面ライダードライブ』は大変に素敵な作品でありました。所謂,平成第二期の〈仮面ライダー〉の中でも特に好きな作品のひとつです。一方で『仮面ライダーゴースト』はやはりまだまだこれからという印象が残るのも事実。今回はあまり楽しめませんでしたが,今後の巻き返しを大いに期待したいと思います。今までの〈MOVIE大戦〉にはなかったふたつの仮面ライダー物語の融合は好みですので,また試行錯誤して欲しいものです。
posted by 森山樹 at 17:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想(劇場)

2015年12月26日

Re:LIFE〜リライフ〜

〈2015年映画感想64本目〉
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Re:LIFE〜リライフ〜
THE REWRITE
2014年 アメリカ 107分
監督:マーク・ローレンス
配給:キノフィルムズ
出演:ヒュー・グラント,マリサ・トメイ,ベラ・ヒースコート,J.K.シモンズ,クリス・エリオット,アリソン・ジャネイ

 かつてアカデミー賞で脚本賞を獲った落ち目の脚本家の再出発を描いた作品です。映画を愛する学生たちとの交流を通じて,鬱屈が徐々に前向きなものに変わっていく姿が清々しい。また,同僚の教師たちとの交流も必ずしも幸あるものばかりとは言えませんでしたが,楽しいものがありました。全篇を通じて決して重くならずに軽妙な喜劇調で物語が進むのが良かったです。嘗ての栄光は嘗ての栄光として大切なのですが,それに囚われすぎて,前へ進めないというのは事の大小は有れど,誰にも普遍的に当て嵌まるもの。現在の自分を見つめ直した上で改めて再出発を決意する主人公の姿が眩しく映りました。また,アメリカの大学の自由で,けれども真摯さのある授業風景も非常に楽しかった。自分が憧れた学生生活の姿がそこにありました。今からでもやり直せるのならば,やり直したいもの。或いは新たに始めることが出来るのならば,新たに始めたいもの。物語の中で大きな鍵を握るひとりの女性の姿が希望を与えてくれます。やり直すにも,新たに始めるにも,遅過ぎるということはないのでありましょう。そのことを改めて実感したように思います。勿論,物語ですから都合の良い展開であり過ぎることは承知の上でありますけれども。それでもなお,希望に満ちた結末が非常に印象的でありました。

 主人公のキース役はヒュー・グラント。その駄目人間ぶりが印象に残りますが,本質的には善人の好人物といった雰囲気があります。学生の才能をきちんと見抜いて推挙するわけですからね。そこで自分のものとして売り込む程の悪党ではなかったという点で見直しました。尤も,他の点では自分の授業に美人ばかりを集めたり,女生徒に手を出したり,酒に酔って同僚の女教師を侮辱したりと残念な要素が目立つのも事実ではあります。学科長や隣人である同僚教師と意気投合する姿は楽しそうで良かったです。キースが受け持つ学生たちのなかで特に重要な位置を占めるのがマリサ・トメイ演じるホリィとベラ・ヒースコート演じるカレンでありましょう。小説家を目指すホリィの物語に対する真摯な態度は見習うべきものがありました。だからこそ,キースも悔悛したわけですしね。また,カレンの悪女振りはたまらなく魅力的。その性格故に騒動を巻き起こすことになりますが,父性愛に飢えているという面は確かに有ると思います。その意味では悲しい女性ではあるのでしょう。何はともあれ,眼鏡姿が実に印象的でありました。個人的には学科長役のJ.K.シモンズとメアリー教授役のアリソン・ジャネイがお気に入り。特に厳格で規律に煩い雰囲気を漂わせながら,その実は話の分かる大人の男としての魅力を存分に見せてくれた学科長がたまらなく大好きです。

 素直に心から楽しめる作品でありました。全篇を通じた軽やかな雰囲気が実に心地良い。物語としては王道でありますが,それ故に誰もが心から満足出来る得難い作品であると思います。また,明るく楽しいアメリカの大学生活を味わえるという意味においても大変満足出来ました。人生の再生を描くということである程度の人生経験を積んだ方が実感の湧く作品かもしれませんけれども。地味ながらも,じわりと心に沁み行く,そんな物語でありました。工夫を凝らしたエンディングの雰囲気も楽しかったです。
posted by 森山樹 at 20:52| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想(劇場)