2019年06月18日

メン・イン・ブラック:インターナショナル

〈2019年映画感想12本目〉
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2019年 アメリカ 115分

7年ぶりとなる〈メン・イン・ブラック〉シリーズの最新作。
ナンバリングがないのは,所謂番外篇に相当する作品だからかな。
過去作で主役を務めたエージェントKとエージェントJは登場しません。
舞台もロンドン支局ということで異なっています。
それでも,エージェントOが登場するなど世界観は繋がっている模様。
だからこそリブートではなく,スピンオフという立ち位置となっています。
今回の主役はエージェントHとエージェントM。
クリス・ヘムズワースとテッサ・トンプソンがそれぞれ務めます。
この組み合わせは完全に〈マイティ・ソー〉ですよね。
このあたりの考慮はなかったものか。
また,その上司としてリーアム・ニーソンが登場するのも嬉しい。
物語としては特段の意外性もなく深い主題というのも感じられなかった。
寧ろ,だからこそ王道の娯楽作品として素直に鑑賞することが出来ます。
多彩な地球外生命体の登場も相変わらず楽しい。
何よりもシリーズ初の女性主人公であるMが可愛いです。
メン・イン・ブラックに憧れだけで辿り着いたという不屈の精神も素敵。
その言動がいちいち愛らしくてテッサ・トンプソンの魅力が爆発しています。
Hの元彼女のリザ・スタヴロズも格好良かった。
三本腕という特性を生かしてのMとの対決は見応えがありました。
まあ,一番のお気に入りはポーニィなんですけれどね。
各種兵器が内蔵されたメン・イン・ブラックの特殊車両も楽しい。
外連味という言葉が大変良く似つかわしく思います。
HとMを追い続ける謎の双子もその不気味な存在感が非常に好み。
もう少し物語がきちんとしていれば,もっと良かったのですけれどね。
まあ,このくらい何も考えずに鑑賞出来るのも悪くはありません。
〈メン・イン・ブラック〉の再始動を期待させる作品ではありました。
KやJとの共演もいつか果たして欲しいものであります。
posted by 森山樹 at 05:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想(劇場)

2019年06月11日

アラジン

〈2019年映画感想11本目〉
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2019年 アメリカ 130分

1992年制作されたアニメーション映画『アラジン』の実写リメイク作品です。
まあ,例によってアニメ版は観ていないので比較することは出来ません。
更なる原典である『アラジンと魔法のランプ』は大好きなんですけれどね。
半分くらいミュージカル映画としての要素があることに面食らいました。
特に魔法のランプからジーニーが登場した直後は暫く続きます。
このあたりはディズニーランドでのショーを意識しているのですかね。
此方も大して興味がないので,よく分かりませんが。
物語としては如何にもといった感じの勧善懲悪作品です。
言い換えれば,子供から大人までが素直に楽しめる娯楽作品とも言えるでしょう。
自立した女性として描かれるジャスミン姫あたりは如何にも現代的ではありますが。
そのジャスミン姫を演じるナオミ・スコットが非常に魅力的。
褐色肌が無茶苦茶萌えます。
ミュージカル場面での歌唱も結構映えていました。
一方で本来の主人公たるアラジン役はメナ・マスード。
全く知らない俳優でしたが,そんなに悪くはなかったかなあ。
アラジン自体にはそれ程魅力を感じなかったのですけれどね。
ダイヤモンドの原石と呼ばれますが,良くも悪くも普通の青年であります。
実際のところ,主人公はウィル・スミスが演じるジーニーに尽きます。
ウィル・スミスは何を演じてもどういう姿でもウィル・スミスというのが凄い。
そのうざささえも感じてしまう存在感は圧倒的でした。
茶目っ気のある言動も笑いを誘います。
悪役であるジャファーに支配されながらも,アラジンへ密かに助力するのも素敵。
尤も,何故ジーニーがそこまでアラジンに心を許すのかの理由はなかったように思います。
そして何よりも魔法の絨毯がものすごく可愛い。
台詞はありませんが,その忠実な行動がいちいち魅力に溢れています。
自分も魔法の絨毯が欲しくなってしまいますね。
敵役のジャファーと鸚鵡のイアーゴもお気に入り。
特にイアーゴは主であるジャファーをも馬鹿にする言動が楽しいです。
物語は王道であるが故に意外性はありません。
その王道の冒険と恋の物語を楽しむ作品であると言えましょう。
その意味でもディズニー映画を愛する人であれば満足出来るのではないでしょうか。
物足りなさを感じなくはありませんが,素敵な夢の時間を過ごすことが出来ました。
posted by 森山樹 at 06:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想(劇場)

2019年06月04日

ゴジラ:キング・オブ・モンスターズ

〈2019年映画感想10本目〉
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2019年 アメリカ 132分

2014年公開の『ゴジラ』の続篇作品。
そして『キングコング:髑髏島の巨神』に次いで〈モンスターバース〉の一翼を担っています。
主に登場する怪獣はゴジラ,キングギドラ,モスラ,ラドンと大盤振る舞い。
具体的にはゴジラ&モスラVSキングギドラ&ラドンと言えるのでしょうか。
全般的に終始怪獣たちが大暴れする爽快感のある作品に仕上がっていました。
まさに本当に見たかった怪獣映画を見られたという印象。
前作『ゴジラ』に引き続き登場する人物もいますが,躊躇なく退場させるのがアメリカ的。
環境テロリストという現代的な要素を上手く怪獣映画に持ち込んだ感もあります。
人間側にも勿論物語は用意されていますが,そんなことよりやはり怪獣の戦いが主軸です。
前作で目覚めたゴジラに対する人間側の複雑な想いは割と現実感があります。
本シリーズのゴジラは善でも悪でもなく均衡を保つ存在として描かれているのが特徴かな。
その原初の神と例えられる圧倒的な力の前では人間は卑小な存在に過ぎません。
但し,そのゴジラよりも目立っていたのが今回の敵役であるキングギドラ。
南極で目覚めた三つ首の竜が雷のブレスを吐く姿の格好良さは異常。
特にイスラ・デ・マーラ山頂に佇む禍々しい姿には或る意味の神性を感じてしまいました。
モスラとラドンは出番はそれなりに多いものの基本的には引き立て役に止まっています。
それでもモスラは怪獣の女王としてゴジラとの種を超えた共生が語られる優遇ぶり。
繭から目覚めた直後のあまりにも美しい姿がたまらなく印象的でした。
最後はボストンを舞台にしてのゴジラとキングギドラの大激突。
これを見ているだけでも十分に満足感を覚えてしまいます。
やや残念だったのは上記4体以外にも登場した怪獣の扱いが悪かったこと。
せめて,姿や名前くらいは劇中で或る程度明かして欲しかったです。
まあ,怪獣の王に従属する下位の存在ということでしかないのですけれど。
周囲がゴジラを「ガッジィーラ」と発音する中で唯一「ゴジラ」と呼ぶ渡辺謙の存在感は健在。
傷付き身を癒すゴジラを覚醒させるのに大きな役割を果たしました。
それより何よりチェン博士役のチャン・ツィイーの美貌は特筆もの。
中国資本が多く投入されたこともあってか良い立ち位置だったように思います。
最後は次回作への繋ぎを残して幕というのも期待感を煽ります。
ゴジラとキングコングとに関係性が示されたのは面白い。
どのようにこの二大怪獣を扱ってくれるのか楽しみです。
予想通りに期待以上の素晴らしい怪獣映画でした。
見たかった内容を過不足なく見られるというのは本当に幸せです。
今後も〈モンスターバース〉を追いかけていきたいものです。
posted by 森山樹 at 06:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画感想(劇場)

2019年06月02日

篠房六郎『おやすみシェヘラザード(3)』



古今東西の様々な映画を美人たちが語らう漫画です。
と言うと,嘘は言っていないのですが,本当のことを言っていない気もします。
その実態は奇人変人たちによる混沌とした映画紹介の極北。
怒られるとか言った水準ではなく無茶苦茶怒られても可笑しくない。
でも,それがまた本当に面白いのが厄介極まりありません。
「イレイザーヘッド」と「私の頭の中の消しゴム」を混ぜるとか酷すぎます。
しかし,これが意外にうまく嵌まってしまう奇跡。
誤解と誤解のぶつかり合いが理解に至るというのがたまりません。
そして,何よりも題名が伏せられた「???????」が最高に楽しかった。
内容は決して間違っていないのが逆に抱腹絶倒もの。
一方で「息もできない」と言ったように綺麗な話も挿入されます。
「バーフバリ」は結局鑑賞出来なかったので内容が正しいのかは分かりません。
が,この内容が正しいのならば是非見るべきであったなあと後悔しています。
映画感想漫画として素直ではないですが面白いのは事実。
特に興味対象外の芸術系映画も取り上げてくれるのが勉強になります。
「ノスタルジア」や「ベニスに死す」も観るべきなのかもしれません。
posted by 森山樹 at 20:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍

2019年5月映画鑑賞記録

2019年5月に鑑賞した映画は以下のとおり。
『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』(TV)
『ラ・ヨローナ 泣く女』
『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』
『名探偵コナン 紺青の拳』

劇場で鑑賞した作品が3本,TVで鑑賞した作品が1本となりました。
久しぶりにTVで映画を鑑賞しましたが,やはり吹替は不得手です。
劇場で見逃した作品を見るのにはいいかもしれません。
再視聴となると印象が変わってしまう気がします。
『ラ・ヨローナ 泣く女』は割と正統派のホラー映画です。
正統派過ぎて意外性には欠けますが,王道作品として大変好み。
〈死霊館〉シリーズの1篇ですが,前提知識が不要なのも良かったです。
『名探偵コナン 紺青の拳』はまあこんなものかなという感じ。
劇場版らしい派手な展開ではありましたが,それくらいかなあ。
怪盗キッドや京極真,鈴木園子に焦点が当てられるのは好みでした。
そして『アベンジャーズ/エンド・ゲーム』。
これは本当に圧倒的でした。
悲劇的な展開も含んだ上で誰にも納得出来る終わりが用意されていたのが嬉しい。
登場人物が多いのですが,結局は初期アベンジャーズ6人の物語でありました。
その中でもアイアンマンとキャプテン・アメリカの2人と言うべきか。
まだまだ上映中なので,もう一度くらいは見に行きたいものです。
見落としている部分というのは必ずある筈ですから。
posted by 森山樹 at 09:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画鑑賞記録